注文住宅は、テレビCMで毎日見かける大手ハウスメーカーに加えて地元密着の中小規模の工務店やデザイナーと呼ばれる設計事務所が一般的ですが、近年では住宅メーカーを買収した自動車メーカーや家電量販店など異業種からの参入もあるのでどこで建築すべきか迷ってしまいます。一般的には、最初にあなたの建築用地に建築可能な建築工法を調べ、建築可能な建築工法で施工会社の候補を絞ります。在来工法やツーバイフォー工法なら、現場で全てを組み上げる事ができるので狭小土地や歪な土地でも建築可能であり、建築資材が短く軽いので大型車両が入れない入り組んだ建築用地でも建築は可能です。しかし、工場で組み上げる軽鉄骨や長く超重量の重鉄骨造は、大型の運搬車や大型重機が入れない建築用地には建築ができないとされ、自分の建築用地の用途地域や進入路の状態をしっかりと把握する必要があります。

注文住宅は、施工会社が決まってもしなければならない事が山積みであり、打ち合わせ事項は口約束ではなく全て記録しておくのが常識です。注文住宅は、企画住宅と違って標準仕様書がないので施主と施工会社で齟齬が起こりやすくトラブルになる事も多く、少しでも不安があるなら打ち合わせ時に何度も確認する方法もありますが、契約書の特記事項に記載して貰うのが一番安全です。その為、契約は、全ての事項を抜けなく確実に確認して納得できたら締結するものであり、値引きを餌に契約の締結を急ぐ工務店や設計事務所は要注意かつ避けた方が良いとされています。

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